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「西アジア遊牧民の染織 ~塩袋・生活用袋とキリム~」展

たばこと塩の博物館
終了しました
シルクロードの彼方、イラン・アフガニスタン・パキスタンにかけての西アジア地域に展開するバルーチ族やカシュガイ族、クルド族をはじめとした遊牧民は、伝統的に、各部族を象徴する特徴的な紋様を織り込んだ羊毛織りの塩袋(ナマクダーン)を制作・使用してきました。塩袋は、単に食用としてだけでなく、家畜群のコントロールなど生活に不可欠で重要な役割を担う“遊牧民にとっての塩”を物語る好資料でもあり、当館でも十数点を収蔵しています。これに加え今回は、もはや現地でも入手不可能な百~数十年前のオールド、アンティークの毛織物を集めた「丸山コレクション(初公開)」の中から、塩袋や鞍袋(ホリジン)など、生活のさまざまな場面で用いられる袋物を中心に、草木染めの深い色合いと各部族の誇りを織り込んだ作品を選び、展示します。また、各部族の典型的な絨毯やキリム、食卓布(ダスタルハーン)なども交え、精緻な手わざと意匠の世界をご紹介いたします。荒涼とした乾燥地に根付いた遊牧という文化が生み出した、私たち農耕民とは異なる生活具の放つ“迫力”と“美しさ”に触れていただければ幸いです。

[画像: 「塩袋(ナマクダン)」 西イラン ルリ・バクティアリ族 (1920年頃) 羊毛、綿 54 × 37cm]

[画像: クルド族の塩袋、イラン (1930年頃) 丸山コレクション]

スケジュール

2008年3月20日(木)〜2008年5月6日(火)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般・大学生 100円、高校生・中学生・小学生 50円、特別展により異なる場合あり
会場たばこと塩の博物館
https://www.tabashio.jp/
住所〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3
アクセス東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅正面口より徒歩8分、都営浅草線本所吾妻橋駅A2出口より徒歩10分、東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成線・東武スカイツリーライン押上(スカイツリー前)駅B2出口より徒歩12分、JR総武線錦糸町駅北口より徒歩20分
電話番号03-3622-8801
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