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「博物図譜: 日本的研究の展開」展

東京国立博物館
終了しました
日本における博物学の流行は、享保(きょうほ)年間(1716~35)に幕府が実施した全国産物調査や、シーボルトなどによって本格的な西洋博物学が紹介されたことがきっかけです。科学的な視点から、物事をじっくりと観察して描いた「博物図譜」がたくさん誕生しました。
博物図譜とは、アルバムのようなもので、図とともに名称、産地、食べるとどんな味がするのかなど、様々な情報が書き込まれているのが特徴です。また、お互いに情報を交換したり、他の図譜から情報を得ることも多かったので、同じ内容の図がたくさん写されています。
人々をあっと驚かせ、想像力や探究心をかき立てる博物図譜は、どのようにして作られたのでしょうか。図譜の作り方を書いた本はありませんが、調べたことを丹念に記した絵入りのメモ、何度も訂正した下絵や目録など、博物図譜の制作の過程が知られる資料もみられます。今回は、そのような図譜制作の過程を示す資料や、中国の本草書、明治時代に東博の前身である博物局が編集した「博物館図譜」にいたるまで、日本における博物学の展開をうかがえるような、博物図譜の数々をご紹介いたします。
今回展示する図譜も含めて、当館の所蔵する博物図譜の画像のデータベースを、当館ホームページ「東京国立博物館情報アーカイブ」にて公開しています。このデータベースは、表慶館「みどりのライオン」体験の間でもご覧いただけます。是非お立ち寄りください。

スケジュール

2008年4月1日(火)〜2008年5月25日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5303
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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