ゼンシこの度ZENSHIでは、仙谷朋子の2年ぶりとなる個展を開催いたします。
「contact #2」と題されたこの展覧会では、ZENSHIにおいて前回開催された個展「Touch of Sight」にて発表された写真作品のイメージからは離れ、仙谷のもう一つの表現手段である立体作品を中心に発表いたします。
水の分子をイメージしたという丸い凹凸で成形された陶器製の立体作品は、壁面にそのまま埋め込まれたり、紐でつり下げられる形で展示されます。白と黒で統一されたそれらの物体は一見すると形状は分かりにくいのですが、近づいて見ていくことで段々と存在感が得られるようになります。生命体に不可欠な水というモチーフをさりげない方法で配置して見せることは、つかの間の陽光の中にささやかな生命の息吹を感じさせる仙谷の写真作品と通じるところがあり、根源的なテーマに無理なく鑑賞者を引き込んでいきます。また、陶器という壊れやすい材質を用い内側を空洞にすることで、その物質感が持つ繊細な緊張感の保たれた空間を表現し、時が止まったかのような虚無的な意識を作り出します。
9月末からはパリへ2年間の再留学が決定している仙谷朋子の個展、是非ともご高覧下さい。
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