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「日本画満開」展

山種美術館
終了しました

アーティスト

田能村直入、菱田春草、小林古径、川端龍子、福田平八郎、山口蓬春、速水御舟、上村松篁
花を愛でる心は、古今東西を問わず人々に共通するものでしょう。とりわけ四季の変化に恵まれた日本では、折々に多様な花々が満開を迎えます。自然に対する細やかな感性で花を愛でる我が国では、調度品や衣装の装飾デザインにおいてもユニークな文様が生まれています。特に日本画の世界では「花鳥風月」や「雪月花」のテーマのもとに、それぞれの画家が豊かな感性によって、花に自らの思いを託してきました。本展覧会では、特に春から夏の花を描いた日本画約50点を通して、その美しさと魅力が、それぞれの画家によってどのように表現されてきたかを探ります。にじみの効果を生かした表現によって、墨の中に色を感じとることができる速水御舟晩年の「牡丹花(墨牡丹)」。古伊万里の壷に生けられた花の、気品と澄んだ色彩が魅力の小林古径の「菖蒲」。裏彩色で描かれた福田平八郎の「牡丹」が誘(いざな)う幽玄な世界。そして、雨上がりの瑞々しい紫陽花を描いた山口蓬春「梅雨晴」に漂う澄んだ空気。

花の絵画が満開となる会場で、日本画家たちの鋭い観察力と感性が織りなす、かぐわしき花の香りを感じていただければ幸いです。

[画像: 山口蓬春 「梅雨晴」]

スケジュール

2008年6月14日(土)〜2008年7月27日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館
展示替え期間・年末年始休館
入場料[企画展] 一般 1100円、大学生・高校生 900円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)※特別展は展覧会により料金が異なります。
会場山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/
住所〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
アクセスJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分、恵比寿駅西口1番乗り場より都バス(学06番・日赤医療センター前行)広尾高校前下車徒歩1分、渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番・日赤医療センター前行)東4丁目下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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