ロゴスギャラリーふる~い時代の海の向こうの異国から届けられた絵本。
時代を遡ること50年余り、1930年代以降の絵本。子どもの未来のため、平和な世界を願う子どもたちのため、たくさんの絵本作家が力を尽くして作った作品。今では絶版になり時代に忘れられてしまった作品や有名作家の作品など、思い入れたっぷりの絵本をご紹介する展覧会(展示販売)です。
いまのようなテカテカした良質の紙じゃなくて、ざっくりとした荒っぽい紙にボテッとしたインキ。そんな荒っぽい紙と ボテッとしたインキだからこそ、現代の印刷では出せない一体化した紙とインキの効果が最大限発揮されています。さらにその独特の匂い、印刷方法の違い。当時の絵本作家の作風に時代背景などがミックスされ、当時の絵本を魅力溢れるものに昇華させていきました。
オリジナル(原画)に最も近い再現性、オリジナルを見ているような贅沢な気分にさせてくれるのが、この頃の絵本といえます。
現代の絵本作家は絵の表現力の向上に力を注いでいますが、かつては、ひとつの作品としての絵本の“仕上がり”をイメージ(いろいろな行程を経て、絵本というプロダクツになったときの仕上がりをイメージ)して絵を描いていたといいます。そんな力点の違いが、大きな魅力になっています。
かつて世の子どもたちを楽しませた「子どものための絵本」は、時代を超えて生き延び、そして今「大人を楽しませる絵本」として、魅力溢れる存在となっているのです。
[画像: ダーロフ・イプカー 「The Calico Jungle」 (1965)]
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