終了した展覧会・イベントです

「青磁と染付展 -青・蒼・碧-」

戸栗美術館
終了しました
鉄を呈色剤とした釉薬をかけて還元焼成(窯内に酸素が不足した状態で焼成)し、青〜緑に発色したやきものが青磁です。今から3000年以上前の中国で焼かれはじめた青磁は、水色から緑色まで「青」という一文字にはおさまりきらない様々な色彩を生みだしました。
一方、中国・元時代(14世紀)の景徳鎮窯で、白磁胎にコバルト顔料で文様を描いて透明の釉薬を掛け、1300℃〜1350℃で焼成する青い文様のやきもの、青花(せいか=染付)が誕生し、急速に台頭してその後の陶磁器の主流を占めていきます。〈青花〉は中国での呼称で、日本では藍染めに見たてて〈染付〉と呼びます。
朝鮮半島と日本でも、青磁と染付それぞれに中国の影響を受けながら、独自の技術を発展させていきます。
長い歳月をかけて完成した穏やかで深みのある青磁と、陶磁器の歴史からみればわずかな期間に大発展を遂げた鮮やかな染付。いずれも、発祥の地である中国のみならず、西はヨーロッパから東は日本まで、広く深く文化に影響したやきものです。今展示では、青磁と染付それぞれの誕生と展開・色の違いなどを、当館の所蔵品の中から展観いたします。

スケジュール

2008年10月5日(日)〜2008年12月24日(水)

開館情報

時間
10:0017:00
※金曜・土曜は10:00〜20:00
※入館受付は閉館30分前まで
休館日
月曜日、火曜日
※祝日の場合は開館し、両日とも祝日の場合は翌平日休館
展示替期間中・年末年始休館
入場料
会場戸栗美術館
http://www.toguri-museum.or.jp
住所〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3
アクセス渋谷駅ハチ公口より徒歩15分・地下鉄A2出口より徒歩12分、京王井の頭線神泉駅北口より徒歩10分
電話番号03-3465-0070
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