漂流し、決して一カ所にとどまらないクリエイティブディレクター箭内道彦は、アートディレクター、CMプランナー、CMディレクター、プロデューサー、広告クリエイティブの職域を自由自在に横断しながら、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE」、富士フイルム「PHOTO IS」、資生堂「uno」等といった話題のキャンペーンを次々に世に送り出すクリエイター。しかし彼はいわゆる「広告クリエイター」という場所にすら、とどまろうとはしない。フリーペーパー「月刊風とロック」の編集・発行、裏原宿のショップ&ギャラリーの展開、音楽イベントの開催、ラジオパーソナリティ、ミュージシャンとの音楽活動、多数の連載執筆……。広告が時代の流れを読むクリエイションだとすると、彼はその流れの中に進み、身を置きながら、コミュニケーションの新しい可能性に向かって自ら流れ、流されることを選び続けるだろう。誰かになにかを伝えることすべてを「広告」として捉え、広告の既成概念を壊し、リアルタイムなコミュニケーションを常に模索しながら、広告界に新しい風を吹き込み続けようとする氏。初個展となる本展では、クリエイティブディレクター箭内道彦氏の活動やその発想、背景を紹介しながら、氏の魅力に迫ります。アーティスト鈴木康広氏による展示空間演出にもご注目ください。
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