安達知亨 「白い陶磁 幾何学の感情」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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内側を刳り貫いた白磁の立方体が、碁盤のように並べられ、そこから等間隔にギザギザの噴火口のようなかたちが上下に飛び出しています。滑らかで端正な幾何学形態と、尖がって一面にギザギザを刻まれ、何かを吐き出すように口を開いた有機的なかたちとの組み合わせは、誰もが感じるなだらかな造形性を裏切り、強烈な印象を与えます。 あるいは、直方体の内部を刳り貫き、内側いっぱいに上下から鍾乳石のようなかたちを設置した作品。直方体の量感ある天地の圧迫感と、圧迫されて粉々に壊れそうなギザギザに削られた円錐形のコントラストも、どこか破壊の一瞬を見ているような迫力があります。
安達さんは、こうした作品を発表し始めて10年近くになります。1点は1m四方あり、白磁土の力塊が存在感を放ち、執拗に彫り削られた無数のラインが高い密度を醸し出す作品です。
安達はもともと油画科出身で、絵画のマチエールをテーマにしていた学生時代に、焼成された土や石の表情に魅了され、やきもので作品をつくるようになります。しかし、どんなに豊かな表情であっても、造形作品は人工物に過ぎず、土に還らないということに突き当たります。そこで、敢えて自然界にはない立方体をモチーフに制作をするようになりました。傷のように刻まれる無数のギザギザは、時間や手業の痕跡そのものです。新作では、この手跡を立法体の表面にのみ残し、有機的なかたちの一切ない、コンポジションによるインスタレーションも制作しています。
長い間発表を重ねながらも、個展は今展が初回となります。

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スケジュール

2008年05月08日 ~ 2008年06月03日

アーティスト

安達知亨

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