「市河米庵コレクション」展

東京国立博物館

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「幕末の三筆」と称され、多くの門弟を擁した書家・市河米庵(いちかわべいあん) (1779~1858)は、書画や骨董の熱心な収蔵家でもありました。その収蔵品は、日本や中国の書画・拓本・古器物・文房具など、広範な分野に及び、一千余件を数えたと伝えられています。米庵は晩年、それらの豊富な収蔵品の中から、中国の書画や古器物260余件を精選し、『小山林堂書画文房図録(しょうざんりんどうしょがぶんぼうずろく)』を上梓しました。各収蔵品については、材質・法量を記し、入手の経緯や作者の考証に及ぶものもあります。

米庵の収蔵品は、その歿後に散佚(さんいつ)してしまいましたが、ご令息の市河三兼(いちかわさんけん)氏が再収集に尽力され、明治33年(1900)、東京帝室博物館(東京国立博物館の前身)に寄贈されました。これより先、米庵が昌平黌(しょうへいこう、現・湯島聖堂)に寄託していた書画・拓本類も、ご令孫の市河三鼎(いちかわさんてい)氏 によって当館に寄贈されています。

今回は、これらの寄贈品の中から、米庵の図録に掲載されている中国の書画や、硯(すずり)・筆筒(ひっとう)・青銅器など、米庵遺愛の品々を展示いたします。その中には書画史には名を列ねない作家のものも含まれますが、江戸時代の文化を考究する上で貴重な資料となっています。中国の文化に心酔し、「衣を典(てん、質に入れること)し食を損し、百計もてこれを購(あがな)」った米庵コレクションの一部をご覧ください。

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スケジュール

2008年07月08日 ~ 2008年09月07日

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