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広瀬美紀 「Requiem 東京大空襲」

銀座ニコンサロン(ニコンプラザ内)
終了しました

アーティスト

広瀬美紀
62年前、東京大空襲で亡くなった人が10万人余りいて、その多くが名前もわからず、公園や空地、寺院などに数年間仮埋葬されたことを初めて知った作者は、東京の90ヶ所近くある仮埋葬地を撮影すると何かが見えるかもしれないと考え、しばらく仮埋葬地を撮り歩いた。その多くは、親子が遊ぶ普通の公園、普通の寺院で、そこが仮埋葬地だったとは想像もつかない平和な日常の風景であった。
作者は東京大空襲の実態を少しずつ知るようになると、この大空襲で生き残った人を撮影しなければ、と考えるようになった。当時20歳代だった人は現在80 歳代、小学生だった人は、多くは疎開していて空襲の体験はない、ということを考えると、いま撮影し、記録を残さなければ被災者たちの思いは永遠に封印される、と気付いたからだ。
作者は仮埋葬地を撮影すると同時に体験者の取材撮影を開始した。そして昨春、東京大空襲の被害者112名が、国に謝罪と賠償を求める集団提訴をすることを知った(2007年3月9日提訴)。民間人の犠牲者に対し、何らの補償もないまま放置した国の責任を問うものである。モノクロ55点。

スケジュール

2008年3月5日(水)〜2008年3月18日(火)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
日曜日
最終日は15:00まで、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2008/03_ginza-1.htm
会場銀座ニコンサロン(ニコンプラザ内)
http://www.nikon-image.com/activity/exhibition/salon/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1F ニコンプラザ銀座内
アクセス東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅A3出口より徒歩3分
電話番号03-5537-1469
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