森美術館MAMプロジェクト008では荒木珠奈(1970年生まれ)を紹介します。荒木は版画、立体、インスタレーション、アニメーションなど多様な技法を使い分け、シンプルでありながら斬新さを感じさせる独自の表現を展開してきました。確かな技術によって絶妙に組み合わされる色彩や形からは、居住、移動、つながり、成長など、人間の日々の営みにかかわるテーマが浮かび上がり、これらの要素が作品と見る人を結びつけて、さまざまな読み取りを促します。インスタレーションはしばしば複数のパーツの集合で構成され、それらは集団を形成するというよりは、多数の中の“個”を強調しているように見えます。一見すると似通った現象の中に、それぞれの個性と人生の炎が灯されているかのようです。ときに孤立し、ときに寄り添いながら異なる道を進む生命の姿から「生きる」という根源的な意味が想い起こされます。これまで繰り返しメキシコに滞在した荒木は、色彩感覚や様式にその文化的影響を受けており、ときに毒々しささえ感じさせる色や形は原初的なエネルギーとして表現され、荒木の作品に「きれい」だけでない強靭さを加味しています。今回の展示では、ギャラリー空間を生かした新作インスタレーションを発表。ユニークな素材使いと独創性あふれるコンセプト、ていねいな手仕事とイマジネーションが生み出す豊かな世界をお楽しみください。
アーティストトーク *日英同時通訳付
作家が自作について語ります。
日時: 2008年8月22日(金)19:00-20:00
会場: 森美術館展示室内
定員: 100名(当日先着順、予約不要)
料金: 無料(要展覧会チケット)
おやこワークショップ「メキシコのひょうたんに絵を描こう」 *日本語のみ
メキシコの民芸品や楽器、飾りとして使われるひょうたん「ヒカラ」(写真右)を使ったワークショップです。「ヒカラ」の内側を天空に見立てて絵を描きます。
日時: 2008年8月24日(日)13:00-16:00
会場: 森美術館展示室内
対象: 小学生とその保護者
定員: 親子15組30名(要予約)
料金: 材料費一人500円(※要展覧会チケット)
お申し込みは美術館のHPまでお訪ねください。
[画像: 「詩的な混沌」 2005年、紙、セロファン、電球、電線 Photo: Alfredo Rosado]
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