宮永春香 「白陶:やわらかく編む」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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会場の四角く設えられた白い展示台にそっと置かれた、赤ちゃんのソックス、リース、花のような編み物-「FEITICO」=ポルトガル語で「お守り」と名づけられたこの作品は、泥しょうをつけた紙紐を、編み物と同じように鈎針で編むことで出来ています。
会場に出現した12点の白土による作品は、ジュエリーやお守りといった誰かの大切なもの、想いをコレクションするようにつくられています。フロアに直に置かれた作品は、誤って踏んでしまいそうな儚さと同時に、強い思念を象徴するような存在感を放っています。
宮永春香(Miyanaga Haruka)さんは今春大学院博士課程を修了したばかり、金沢で陶芸を始めて8年目になります。 目下のところ、目の前にあるかたちや方法をどんどん試しながら制作をしている最中で、これまで千変万化するように異なる作風の作品を発表して来ました。 内側が灰色の真っ白なメビウスの帯のようなかたち、うねうねとくねる蛇腹で出来ている水生植物群のようなかたち、ボロボロと崩れる地層を立方体に切り取ったかたち。いずれもダイナミックなムーブメントを持ち、モダンでシンプルな印象ながら、大地の根源的な力強さを感じさせることが魅力です。  宮永さんの特徴は、蛇腹は支持体に紙紐を巻くことで、地層は土を型に入れてつくるという風に、常に制作方法と形態が結びついています。作品の肌はいつも骨のように白く硬質ですが、その清らかな美しさを纏ったかたちは必然性のある構造に支えられ、確固たる緊張感に満ちています。 窯を焚く度に、生じた紙の灰は粉として素材へ、或いは焼成後に残るものと消えるものへとテーマが増えて行きます。やきものの魅力をふんだんに生かしながら、可能性を広げている宮永さんの新作展をご覧下さい。
アーティスト・トーク 2008年4月4日(金) 18:30~19:00

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スケジュール

2008年04月04日 ~ 2008年05月01日

アーティスト

宮永春香

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