Frantic Gallery井内は一貫して自身の内部への旅を描き続けている作家です。それは自己の原風景、inner childを探り当てようとする自己発見の旅なのですが、同時に、過去から自分から解放された新しい自分を模索する旅でもあります.作風は、具象であると同時に抽象でもあり、その混じりあいは独特の世界を作り出していて、見る者に強いインパクトを与えます。画面に描かれた少女の眼差しは、私たちの内面を見透かしているような力を持っています。つまり、その眼は私たち自身のそれでもあるような印象を受けます。本個展では、作家の言葉によれば、自己の内部にひろがる宇宙を探索しようとした「巣穴作品」と、記憶やそのイメージを外部に投影してカタルシスを体験しようとする「解放作品」の二つの作品群で構成されます。平面作品とオブジェが組み合わされるギャラリー空間はそのまま作家の内部を模したものとなるでしょう。絵画とは結局「自画像」であり、それがどれだけ普遍性を持つかが作家にとって課題であるとすれば、井内の作品群はその課題に真っ向から挑戦するものです。どうかご期待ください。
レセプション: 3月8日 18:00〜
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