artdish g(アーディッシュ ジー)90年代に流行したタミヤの商品「ミニ四駆」の装飾用ステッカーを張り合わせて構成しています。「ミニ四駆」は子ども、特に少年向けに作られた商品で、「速い、強い、かっこいい」という少年的幻想が装飾用のステッカーにも具現化されています。そのモチーフは虎や竜や炎など伝統的に日本画で扱われてきた畏怖のイメージと、「SONIC」「MAGNUM」といった速さや強さを連想させる英単語が混在していて、作家が少年時代を過ごした90年代前半の文化的背景が作品の中で再構成されています。
素材自体のサイズが限定されていることもあり、これまで小品の多い作家でしたが、今回の個展ではコラージュの持つ彫刻にも似た立体感を残しながら、カッティングシートの切り貼り(カット&ペースト)による大判サイズのキャンバス作品に挑戦しています。
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