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10分間美術館 「禁止習:Prohibido bien aprendido」

AITルーム
終了しました

アーティスト

エルネスト・サルメロン
AITでは、2月9日(土)19:00より、ニカラグア人アーティスト、エルネスト・サルメロンによるパフォーマンス、10分間美術館「禁止習:Prohibido bien aprendido」を開催します。

エルネスト・サルメロンはニカラグア出身のアーティストで、石橋財団の助成を受け2007年12月より3ヶ月間、AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムで東京に滞在しています。

この10分間美術館「禁止習:Prohibido bien aprendido」では、エルネストと参加者が、非日常的な空間を作り出します。ニカラグアの歴史や現在起こっている問題に関するテキストを、母国語のスペイン語で朗読しながら、日本においてニカラグアという国の社会生活や美術の状況を再現することを目的としています。なぜスペイン語のみで行うのか、また何について語っているのか、それはパフォーマンスの後で明かされることになるでしょう。

エルネスト・サルメロンの作品は、彼がニカラグアという国に対して名付けた概念「レボリューショナリー・スペース」と深く関係しています。ニカラグアでは、この60年間に多くの政治的危機や変革が起こりましたが、そういった自国の不安定な歴史や政治的状況を表すための言葉です。彼はこのような考えやそれに伴う出来事に強い関心を抱き、作品を制作してきました。2007年には、第52回ヴェネツィア・ビエンナーレの総合ディレクター、ロバート・ストアーから招聘され、「戦争のオーラ」という作品を発表しました。これは、ニカラグア内戦が社会や個人に及ぼした影響を扱ったものです。サンディーノ党と右派ゲリラ「コントラ」党からそれぞれ一人の退役兵と、内戦中に落書きされたニカラグアの壁をロシア製の古いトラックに乗せ、中南米を旅行した記録と共に、トラックと壁を船でヴェネツィアまで運び、展示しました。

日本のメディアには殆ど取り上げられない、ニカラグアという国が抱える問題から文化状況、そしてそれらの日本との繋がりを、時間限定のユニークなパフォーマンスで追求します。想像力を刺激するパフォーマンスにご期待ください。

なお、19:00にはパフォーマンスを開始しますので、なるべく18:50までにはお越し下さい。

お申し込み方法
office@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「2/9 10分間美術館 参加希望」とし、お名前、ご所属、ご連絡先を明記したお申込メールをお送り下さい。AITメンバーの方はその旨もお書き下さい。こちらから予約確認のメールを差し上げます。なお、収容人数に限りがあるため、予約をキャンセルされる場合事前にご連絡をいただけますようお願い申し上げます。

スケジュール

2008年2月9日(土)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料無料
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277