オリヴィア・モーレイ=バリッソンがインスピレーションを受けるのは以前から、生きたモデルやエティエンヌ-ジュール・マレー、エドワード・マイブリッジなどの連続写真からである。また、演劇、コンテンポラリー・ダンス、タンゴ、さらにはパントマイムなどを行うことによって、作品からも感じ取れる感性を磨き上げている。その表情豊かな描線は、均整を得るために必要な不均衡の連続であるムーヴマンを称揚する、最初はフランシス・ベーコン、ピカソ、タピエス、あるいはラウシェンバーグなどの作品が好みであったが、後にニューヨークで出会った画家ナンシー・スペロのような画家たちの影響を受ける。こうしたさまざまな影響と彼女のアーティストとしての強い思いをふまえて、今回、我々はアニメーション作家の山村浩二に働きかけ、動くデッサンの問題点と対峙する機会を作ることにした。数ヶ月もの間一枚一枚の絵を写真に撮り、一人で試した後、オリヴィア・モーレイ=バリッソンはこの仕事を山村浩二の下で続けるために東京にやって来た。5週間のアーティスト・イン・レジデンスとこの期間に出来上がる作品で今回の学院での展覧会は徐々に変貌して行く。こうした創造的な経験が多くの人々の関心を引き、また繰り返されることを願っている。(フレデリック・ゴティエ: Association artcom'1を創立。造形芸術と他分野の芸術表現との出会いを企画)
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