河村康輔展

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終了しました

アーティスト

河村康輔

貨幣価値(資本主義)の在り方をコラージュとグラフィック、シルク版、また立体作品など様々なアプローチにより観る者に大きく想像させ、逆転させた前回の初個展から早4ヶ月、2009年1月に河村康輔による第2回目の個展を開催致します。本展覧会はタイトルからも推察できる通り、今回のコンセプトは【ゴミ(可燃)】です。作品全てにゴミとして捨てられていた段ボールが額として使用されており、その中の作品には自身がアートだと感じた人物、表現、モノがジャンルを問わずコラージュされています。何故、ゴミ=要らなくなったものでそれらを額装するのか?一つはっきりしている事として、ゴミ=要らなくなったものを作品として昇華させる事が今回の目的ではなく、ましてやその行為は慈善的なエコではないという事です。付け加えると、生れたものは捨てられ培養し変化して別の形に生まれ変わります。また副題、制作過展とはそのままに、本展は二次元の作品が展示される会期中は未完成を意味し、展示が終了を迎えるその時に完結します。完結の意味するところは、来ていただいた方のみ楽しめる筈。展示されている作品を鑑賞し、その作品から何かを受け(読み)取るのが常ですが、インタラクティブな行為自体も意図されていて、然るべきなのです。その作品個体云々ではなく、発想、思想、思惑を含んだ全てで表現された河村康輔の展覧会を、この機会に是非体感しにいらしてください。

スケジュール

2009年1月5日(月)〜2009年1月24日(土)