日野田崇 「アレゴリーの暴発」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 日野田崇 「アレゴリーの暴発」

このイベントは終了しました。

日野田崇(Hinoda Takashi)さんの作品は、等身大〜50cmほどの大きさの陶のオブジェに、マンガ的なグラフィックが絵付けされています。近年では、会場いっぱいに見開きマンガ本型の展示台を設置したり、陶のオブジェに繋げて、床から壁まで記号や線描を貼り付けるなど、ユニークなインスタレーションを行ない、ますますその世界を広げています。今展ではこうしたインスタレーションの新作「アレゴリーの暴発」を展示します。

1968年生まれの日野田さんは、マンガやコミックに日常的に親しんできた世代で、大量生産されるフィクションに浸るようにして育ってきました。日野田のマンガ的グラフィックはこうした背景から自然発生的に生まれています。日野田さんの作品のタイトルは「王位剥奪」、「青いスープのラーメン」、これまでの展覧会タイトルも「Entartete(退廃芸術)」(2006年)、「collapsing Perspective(崩壊する展望)」(2007年)などで、作品から一見して受ける、ポップ、コミカル、ユーモア、素材の醸す柔らかさという印象とは裏腹に、シニカルで現代の不安を象徴するような意識が感じられます。

このコントラストが示すように、日野田は寓意的なタイトルを使うことで、予定調和的な物語や世界観にはない、複雑さや奥行きを私達に提示してみせます。今展のサブタイトルにある「暴発」という言葉も、強い暴力の匂いを感じさせますが、これもまた日野田の作品に通底する一貫したイメージです。

アーティスト・トーク: 2009年4月1日(水) 18:00〜19:00

メディア

スケジュール

2009年04月01日 ~ 2009年04月25日

アーティスト

日野田崇

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use