藤井実佳 「記憶の生物」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 藤井実佳 「記憶の生物」

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藤井実佳さんの作品は、積層した薄いチップが独特の華やかさをかもし出す、陶のオブジェです。薄い陶のチップは5cm程の楕円形で、作品全体や一部分を鳥の羽毛か、藁で編んだ網目のように密に覆い尽くしています。チップは青やピンクの淡い色彩のグラデーションに色分けされ、羽ばたくような軽やかさを感じさせる一方で、満ち溢れんばかりに過剰に密集したさまが、蠢きそうな生物の生命力を感じさせます。艶やかで、砂糖菓子のような甘い雰囲気と儚さを持つかたちが、固く乾いた半白磁土に映える作品です。

藤井さんはこの楕円チップを、少年ジャンプなどの漫画雑誌に泥しょうを塗りこんだ後、パーツに刻み、焼成してつくります。時にはレースペーパーも使用し、表情により装飾的な繊細さをつくり出します。 藤井さんの最初のシリーズ「my color plants」では、花束や小さな生き物を連想させる有機的なかたちをベースに、密集したチップが別の生物のような迫力を与えていました。ベースになる有機的なかたちは、植物や昆虫、動物のかたちに、自己の心象風景を重ね合わせてつくっています。

藤井さんは2009年3月に大学院を修了する若い作家で、最近では「楽園からの開放」という作品で、また新しいかたちにもチャレンジしています。東京での初個展となる今展では、新旧合わせて約7点ほどを展示する予定です。春風のように明るく華やかで、躍動感あふれる作品をどうぞご覧下さい。

アーティスト・トーク  2009年4月7日(火) 18:30〜19:00

メディア

スケジュール

2009年04月07日 ~ 2009年05月02日

アーティスト

藤井実佳

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