石川幸史 「ironic scenes」

新宿ニコンサロン

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カメラを手にいくつもの国境を越えてみたが、どこまでいっても目の前に広がっていたのは、厚みを欠き、均質的にならされた書割のような滑稽な光景ばかりだった。どうやら社会のあらゆるものが、今や写真的であることを超えて広告的であり、写真や社会の解体や破壊を希求しつつ、その外部へと超越的に振る舞うことが、自閉的な内在の問題にすぎないと自明となったのが今日的な地平であるようだ。そしてこうした振る舞いが、結果的に社会の枠組みをますます制度的に増幅していくのであり、それが我々が長らく直面している困難さの一つでもあるだろう。

ならば今日において写真を撮り、他者へと提示するときに、どのように振る舞うことが可能なのか?あるいは、その問いさえも広告的で不毛な戯言にすぎないのか?社会も、写真を取り巻く様々な状況も、誰かが作ったインチキでデタラメな装置だと知りつつ、あえてインチキな装置に加担し、とはいえ信じ込むことはせず、このインチキを疑い続けてみること。対象への「没入」ではなく、「距離化されたイメージ」と「イメージ化された距離」とを、ここでは諧謔的にただ提示してみたい。

カラー約35点。

8/29 (土) 13:00~14:00 ギャラリートーク開催
8/29 (土) 14:00~ ポートフォリオレビュー開催

メディア

スケジュール

2009年08月25日 ~ 2009年08月31日

アーティスト

石川幸史

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