“Chim↑Pom+無人島プロダクション漂流”企画の第二弾として、この度山本現代に漂着した彼らは「にんげんていいな」と人間存在を全肯定し、「クルクルパーティ」「making of the 即身仏(仮題)」の二つのインスタレーション作品を発表致します。
「スーパーラット」、「サンキューセレブプロジェクト アイムボカン」、「BLACK OF DEATH」から「狐狗狸刺青(こっくりさんタトゥー)」、そして「広島!」展に至るまで、彼らが作品を生み出すきっかけは、私たちが今生きているこの現実社会に端的に根ざしています。表出される形態やコメントは既成の文脈におもねることなく繰り出され、まるで「美術」の文脈に回収されることをあらかじめ拒否するかのような純粋さを保っており、あまりに無鉄砲に見える彼らの作品は常に人々の注目を集め、数々の論議を呼んできました。あるものは笑い、またあるものは激怒しながらも、彼らの作品に反射的に感情を揺さぶられ、そこでなにを感じなにを疑問に思ったかを周囲の人々と語り合わずにおれない我々は、逆に曖昧にやり過ごしている社会との関係を問いただされているかのようです。それは、日常平穏に、なにかを侵すことなく生活している(と思っている)我々が、ある場面では「加害者」として存在し得ることを、Chim↑Pom流のごく卑近なやり方で突きつけられるようです。
日本を中心に普及している食品サンプルは豊かさのアイコンとも言える存在ですが、今回の展示では実際に行った狂宴の痕跡を食品サンプルという形で完全に型取りし、再現します。また、そのパーティの様子を納めた映像も同時に公開いたします。また、「making of the 即身仏(仮題)」は、「クルクルパーティ」の「飽食―享楽」の対局に提示される「飢餓―悟り」です。
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