BLD Gallery柴田敏雄はベルギーの王立アカデミーにて写真を学び、帰国後の1980年代後半よりダムやコンクリートに覆われた擁壁など、人工的に変容された風景を撮り始めます。92年には木村伊兵衛賞を受賞し、シカゴ美術館をはじめ海外での個展や、東京都写真美術館での個展開催など、国内外で精力的に活動を展開している作家です。大型カメラを使用して撮影された柴田の写真は、精密で緊張感のある画面構成を特徴とし、人工物と有機物が織りなす造形美がピクチャレスクに描き出されています。自然の中に人工物が入り込んだ不可思議な風景をダイナミックに捉えた作品は、社会的・政治的側面を持ちつつも、文明の発達とともに変わりゆく時代の風景を独自の造形的感覚で捉えたものとなっています。
90年代後半からアメリカ各地のダムの撮影も始め、数年前からはカラーの作品も発表し始めるなど、新たな展開を見せている柴田の作品より、本展では、現在まで撮りためたモノクロの未発表作品を中心に展示します。
大きく引き伸ばされたモノクロの作品からは、カラー作品へと移行するまでの柴田のストイックなまでの眼差しの経緯を見て取ることができるでしょう。
※会期を2期にわけて作品を展示替えいたします。
第1期 10月30日(金) - 11月15日(日)
第2期 11月16日(月) - 11月29日(日)
-アーティスト・トーク
出演: 柴田敏雄×鷹野隆大(写真家)
日時: 11/15(日) 17:00 start
料金: 500円
定員: 30名 (事前予約制/座席自由)
[画像: (c) Toshio Shibata Courtesy of Yumiko Chiba Associates/Zeit-Foto Salon]
まだコメントはありません