終了した展覧会・イベントです

「花 - 美と生命のイメージ」展

横須賀美術館
終了しました

アーティスト

児島善三郎, 金島桂華, 板谷波山
本展は、1920-30年代(大正・昭和戦前期)の近代日本美術における花の表現を軸に、その前後の時代を含む、約120点の花を描いた名品を通して、花をめぐる芸術家たちの思考の足跡をたどろうとするものです。
 
花は、古くから、さまざまな図案や絵画の題材に用いられてきました。明治以降の日本でも、花をモチーフとしたさまざまな表現が生まれています。芸術家が、しばしば手がける花の写生。それは、多くの場合、単なる形の再現ではなく、いきいきした姿、いわば生気を捉えることに重点を置いて描かれます。そこには、芸術のなかに生命感を呼び込み、生と美とが重なり合う境地に到達しようとする、芸術家の意思すら感じられます。
 
本展では、花をめぐる近現代の造形表現を生命と美への憧憬と捉え、近現代の日本の美術作品のなかから、花の写生と、そこから生み出された多彩なイメージの名品(40作家による約120点)を選りすぐってご紹介します。絵画のほか、工芸、図案、デザインなどさまざまなジャンルから、花にまつわる優れた表現を集めただけでなく、写生・素描・下絵や、科学と関わりの深い植物図譜なども取り上げています。身近で親しみやすい花というモチーフを軸に、美と生命のイメージを追求してきた近現代日本美術の、優れた成果を一堂にご覧いただける展覧会です。

[画像: 児島善三郎「花」(1949) 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館蔵]

スケジュール

2009年4月11日(土)〜2009年5月31日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
毎月第1月曜日休館(ただし祝日の場合は開館)
年末年始休館
入場料一般 800円、大学・高校生・65歳以上 600円、中学生以下および市内在住在学の高校生は無料
展覧会URLhttp://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/522.html
会場横須賀美術館
http://www.yokosuka-moa.jp/
住所〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1
アクセス京急本線馬堀海岸駅より京急バス「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分、京急本線浦賀駅より京急バス「観音崎」下車徒歩5分、JR横須賀駅より京急バス35分「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分
電話番号046-845-1211
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します