中川佳宣 「卓上の畝」

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中川は、連続して続く畑の畝とそれを支える大地をモチーフにしたレリーフ状の作品「卓上の畝 - ridges on the table」を1992年頃から制作しています。それは再生紙を主な素材とし、多くは布や皮革が張り込まれて作られています。角を丸めた長方形や楕円の輪郭をもつ最中(もなか)のような形態が土台となり、表面にある文字通り畝のようないく筋かの直線状の突起を支えます。今回の展示はこのシリーズからの作品が展示の中心となります。

彼は自らが仕事をする場を、農夫が仕事をする場である大地・畑のアナロジーとしてとらえ、それを「卓・テーブル - table」と位置づけていますが、それはテーブルが実際にその上で作家が作業をする身近なものであるという理由からだけではなく、現実空間に三次元的に立体として存在していながら、同時に時として二次元的な平面として立ち現れるという両義的な性格を持っているためです。

絵画科出身でありながら一貫してレリーフという、平面と立体との狭間にある作品を中心に発表してきた中川は、平面から立体へ、そして立体から平面へという移行の瞬間を探ることで、「絵画・平面とは何か?」という問いに対する答えを見つけ出そうとしています。そしてこの問いは同時に「彫刻・立体とは何か?」という問いをも導きます。いっぽうで、彼の作品を見る私たちの意識は「表面の平面的な拡がり - 絵画・平面」と「内部の構造 - 彫刻・立体」とのあいだをさまざまに揺れ動きます。

メディア

スケジュール

2009年05月16日 ~ 2009年06月13日

オープニングパーティー 2009年05月16日17:00 から 19:00 まで

アーティスト

中川佳宣

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