「特集陳列 法帖と帖学派」

東京国立博物館

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現在のような印刷技術のなかった古代の中国では、早くから拓本(たくほん)の技法が考案され、学書や鑑賞に供されてきました。拓本の文化を背景に、名筆を選んで木や石に刻し、これを製本したものが法帖(ほうじょう)で、多くの人々の書を集めたものを「集帖(しゅうじょう)」、ひとりの人物の書を集めたものを「専帖(せんじょう)」、ひとつの作品のみを収めたものを「単帖(たんじょう)」といいます。

北宋(ほくそう)の淳化(じゅんか)3年(992)、太宗(たいそう)皇帝は宮中の所蔵品から歴代の名筆を選出・編修した法帖を刊行させました。これが勅撰(ちょくせん)になる最古の集帖『淳化閣帖(じゅんかかくじょう)』です。王羲之(おうぎし)・王献之(おうけんし)(二王)の行草書や、その流れを汲む書を収めた『淳化閣帖』は、後世に大きな影響を与えました。

明時代には著名な収蔵家が輩出し、収蔵品を誇示するかのように、家刻の法帖を刊行するようになり、その風潮は清時代に受け継がれます。宋時代から元・明・清時代にわたって、法帖は書を学ぶ者の基本テキストとして尊ばれてきました。中国書法史を彩る多くの書人は、二王とその流れを汲む書を収録する法帖によって書法を習得し、自らの書風を創り上げてきたのです。

このたびは、官刻(かんこく)や家刻(かこく)のさまざまな法帖と、法帖を学んで一家を成した清時代の諸家の作例を展観します。台東区立書道博物館と同一のテーマで開催する共同企画は、今回が第6回。両館の展示を通して、古人の古典に対する様々な想いをご高覧ください。

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2009年03月03日 ~ 2009年04月26日

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