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鷲見和紀郎 「波打ち際」

Gallery mestalla (ギャラリーメスタージャ)
終了しました

アーティスト

鷲見和紀郎
鷲見和紀郎は、1970年代初頭から現在まで主にブロンズやワックスを素材にしながら立体作品を作り続けている作家です。6メートルにも及ぶ巨大なブロンズ作品から、ブロンズや真鍮を削って作る滑らかな曲線を持った掌に収まるほどの小品まで、「彫刻とは表面である」と作家自身が言うように、その表現はある時は素材の重々しさを際立たせ、ある時は羽根よりも軽やかに、モノの肌理を露にさせることでわれわれの視覚を捉えます。またブロンズを人の皮膚のような薄さとして起立させて自立した存在を提示したり、ブロンズ鋳造の工程で使われるワックスを素材にした作品では、壁に這うようにあるいは平行に、溶かしたワックスをやはり皮膜のように薄く刷毛による塗りの痕跡を残しながら固めたインスタレーションを展開してきました。

このような立体作品と並行して鷲見は、ドローイングや、油絵具・ワックスなどを使用した平面作品も数多く手がけてきました。その仕事を俯瞰すれば、作家にとって立体と平面の制作は同時進行で表裏一体の行為であるといえるでしょう。

今回の展覧会では、彫刻の仕事と並行して進めてきた平面の未発表作品を中心に、90年代から08年までのタブロー、ワックスを使った平面作品、ラージサイズドローイングに加えブロンズの小品も展示いたします。

「波打ち際」とは彫刻と絵画の、出現と消滅のはざまの場所のことであり、鷲見の立ち位置のことでもあります。鷲見作品の様々な要素をご高覧いただければ幸いです。

スケジュール

2009年5月18日(月)〜2009年6月6日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
日曜日、祝日

オープニングパーティー 2009年5月18日(月) 17:00 から 00:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.gallerymestalla.co.jp/exhibisions/09/sumi/index.htm
会場Gallery mestalla (ギャラリーメスタージャ)
http://www.gallerymestalla.co.jp/
住所〒101-0065 東京都千代田区西神田2-3-5 千栄ビル1F
アクセスJR総武線水道橋駅西口より徒歩5分
電話番号03-6666-5500
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