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ベルンハルト・ブルングス 「眠れるもの」

小山登美夫ギャラリー六本木
終了しました

アーティスト

ベルンハルト・ブルングス
ベルンハルト・ブルングスの作品において、我々は文学史上の偉人たちと出会います。ドイツの詩人エルゼ・ラスカー=シューラー、オーストリアの詩人ゲオルク・トラークル、フランスの詩人シャルル・ボードレール、アルチュール・ランボー、ポール・ヴェルレーヌ。雑誌『デア・シュトゥルム』の発行者ヘルヴァルト・ヴァルデン、映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)の監督として知られるフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ。ドイツ表現主義、フランス象徴主義を中心に、19世紀末から20世紀初頭における芸術家と彼らが生きた時代、制作を行った環境をブルングスは主題とします。文学史への言及というユニークなアプローチは、伝統的なチョークの下地が施されたキャンバスにおいて現われます。抑制された色彩のスペクトルと妙なる陰影、そして光。控えめなグレーを基調としながらも、ブルングスのパレットから生まれる色彩は独特の輝きを放っています。

この展覧会タイトル『Die Schläfer』(眠れるもの)は、ドイツの詩人ゲオルク・ハイム(1887-1912)が発表した詩のタイトルを引用しています。ボードレールやランボーの影響を受け、歪曲された都市生活の怪奇さや世界の終末への不安を詠った初期表現主義の重要な詩人でありながら、若くしてスケートの最中に不慮の死を遂げるゲオルク。暗い室内で彼と向き合っているのは、ダダの先駆者であるフーゴー・バルの妻であり詩人のエミー・へニングスです。大戦の不穏な靴音が響く20世紀初頭、出会っていたかもしれない綺羅星のような文学者や芸術家たちが、ブルングスの用いる魔法で一堂に会します。本展では新作ペインティング6点、ドローイング9点と、彫刻作品2点を展示いたします。

スケジュール

2009年3月7日(土)〜2009年3月28日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2009年3月7日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場小山登美夫ギャラリー六本木
http://www.tomiokoyamagallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩11分
電話番号03-6434-7225
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