終了した展覧会・イベントです

「第一回 コレクション展」

宇都宮美術館
終了しました
当館のコレクション展から5つのコーナーで展示します。
全体のテーマは「伝える」。今回のコレクション展は、ルネ・マグリットの《大家族》を中心に構成しています。大きく描かれた鳥の眼下に広がるのは海です。海から旅、旅から手紙や本、記憶、都市を連想し、それにかかわる作品を展示しています。

(1) 宇都宮ゆかりの美術
このコーナーでは、戦後の宇都宮をはじめ栃木の美術を支えた5人の作家を紹介しています。
草原の中の牡牛を描いた米陀寬、初夏の田んぼを描いた渡辺安友、月夜のまだ残雪を描いた島多訥郎、挿絵や本の装丁なども手掛けた中尾進の作品に加え、 2009年度に収蔵された安納淳夫の《海釣りの記憶A》を紹介しています。

(2) 日本の美術
ジョルジュ・ビゴーが海辺で描いた絵と手紙、恩地孝四郎が詩と版画を委ねた本、李禹煥が描いた都市と自らの位置、難波田龍起が見つめた自然と生命、野見山暁治が旅と空。これらを「伝える」というテーマで結び、紹介します。

(3) 本の世界
今回の展示では、様々な画家が手掛けた本を、できるだけ本来の姿に近い形で、会場全体にちりばめて紹介しています。挿絵を画家が美術作品として手掛けた「リーヴル・イリュストレ」や美術家が絵と文章を一体のものとして手掛けた本「リーヴル・ダルティスト」などを展示しています。

(4) 世界の美術1/デザイン
このコーナーの一角では、マグリットの《大家族》に描かれている鳥を、手紙を運ぶ伝書鳩に見立て、「伝達する」という行為に焦点を当てています。タイプライターや電話、インク壷など、伝達手段に関わるプロダクト作品も展示しています。

(5)世界の美術
最後のコーナーでは、20世紀にフランスで活躍した芸術家の作品を中心に紹介します。本として手掛けたアンリ・マティスの『ジャズ』を始め、家具や布地までデザインしたラウル・デュフィの作品を展示しています。また、今回は当館が所蔵するマルク・シャガールの油彩作品を4点すべて展示しています。

スケジュール

2010年4月4日(日)〜2010年7月4日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
入場料[常設展] 一般 310円、大学生・高校生 210円、中学生・小学生 100円、企画展はイベントにより異なる
会場宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
住所〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス(豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館行き)「宇都宮美術館」下車、JR宇都宮駅よりタクシー20分
電話番号028-643-0100
関連画像

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