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「栄木正敏のセラミック・デザイン - リズム&ウェーブ」展

東京国立近代美術館
終了しました

アーティスト

栄木正敏
モノトーンでまとめられたシンプルでモダンなテーブルウェア。大きな取っ手や丸みを帯びた器形には、使う際の安定性のなかにも個性が光ります。セラミック・デザイナーの栄木正敏(1944- )は、プロダクト・デザイナーの多くが設計図の完成をもってデザインの仕事を終えるなかで、製図から原型制作までを一貫して手がけることで際立った存在です。道具のひと削りに微妙な差が生じる陶磁器デザインの石膏原型を自ら行うことで、手わざを通した思考から、使いやすさ、製造工程の合理性、形へのこだわりをダイレクトにプロダクトに反映し、高い質と揺るぎない独自のフォルムを実現しています。
 
大学卒業後、栄木は、産地に受け継がれる高度な技術と、自らのデザインを融合させたプロダクトの生産を目指して、愛知県瀬戸市に移り住みました。当地で陶磁器の企画・製造・販売会社を設立し、良質の陶磁器デザインの普及に努めます。その活動は、1977年に国井喜太郎産業工芸賞を授与され、いち早く高い評価を受けました。その後もイタリアのファエンツァ国際陶磁展やスペインのバレンシア国際工業デザインコンペティションなどで入賞受賞を重ね、国際的に活躍しています。本展では、テーブルウェアを中心に、地場と生活に立脚した栄木正敏の陶磁器デザインを紹介します。

[画像:「CLAY WAVE」 1989年 愛知県立芸術大学]

スケジュール

2011年1月8日(土)〜2011年2月13日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
月曜日が祝休日の場合は月曜日開館、翌平日休
展示替期間・年末年始休館
備考
金曜日は10:00-20:00。無料観覧日 2月6日(日)
入場料[常設展] 一般 500円、大学生 250円、高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料、企画展はイベントにより異なる
展覧会URLhttp://www.momat.go.jp/Honkan/sakaegi_masatoshi/index.html
会場東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp
住所〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
アクセス東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口徒歩3分、東京メトロ半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」4番出口、半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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