川北ゆう 「―ゆらぎのあと 景色をそそぐ―」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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川北ゆうは、水、空気、植物の生命力、風の動き、その中にいる身体、すべてに共通して流れている自然そのものの感触を表現しようとしています。白い画面の上にひといきに勢いよく流され、揺れて泳ぐ線の集合体。近づいてみると、一本一本が細かい振動でふるえる繊維や、藻のように微妙な表情を見せて錯綜し、不可思議な美しいフ ォルムをつくりだしています。色は川北に影響を与えた馴染み深い自然などから抽出された色、川の青や苔の緑などです。 暗い部屋にそこだけスポットをあてて浮かび上がる白い画面は、床に置かれ、作品の周囲を回り ながら覗き込むように見ます。そこには、流れゆく川の水面のすがすがしさや、水底にそよぐ藻の 深さまでもが感じられるようです。空気がひとすじの煙によってその複雑な気流を明らかにするよ うに、川北の作品は、見えないものの存在感を画面に定着させているようです。

作家の川北ゆうは京都出身・在住の 26 歳。京都精華大学では洋画を専攻し、現在のような作品に至るまで、自然という存在の力を画面へ置きかえる作業を模索してきました。人工的にシミを つくったり、毛細管現象を利用した作品の後、水を大量に使う手法に行き着きます。床に支持体を 置いて、上から水を流すようにして制作される作品は、そのまま展示のかたちになります。あふれ るほどの水を用いて生み出される流線は、画面上に痕跡となり、捉えきれない自然のエネルギー、 美しいかたちをつくりだします。

今展では4m大の新作 2 点をごらん頂く予定です。都会の夏に涼を感じさせる、みずみずしい作 品をぜひ会場でご覧ください。

[画像: 川北ゆう「今日までを想う」(2009年)、パネル、油絵具、2430 x 3660cm 展示風景 studio90]

メディア

スケジュール

2010年07月02日 ~ 2010年07月28日

オープニングパーティー 2010年07月02日18:00 から 19:00 まで

アーティスト

川北ゆう

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