レオネル・マチュー 「PACIFIC TIME」
ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
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大きな顔のキャラクターが飛行機や車の中に埋まっている。苦悶の汗をながす顔が半分だけ見えている。マチューの作品の特徴は、圧倒的なパワーを持つラテン・アメリカ的な要素に西欧的モダニズムが融合した色使いや構図と、社会に対する批判性を有しながらも詩的な物語性を合わせ持つところにあります。作品の中に登場するキャラクター達に託す想いは、自分が追い求める自由、希望、感謝、尊敬といった気持ちや、現代社会に対する警鐘です。そこには何かをえぐり取る様な鋭利さや激情さはありません。あくまでも作品の中に物語があること、詩的であることを大事にしています。だからこそ、彼の生み出す作品は素朴であり、ユーモアがあり、どこか懐かしさを感じさせ、親しみの気持ちを持って鑑賞出来るのです。
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スケジュール
2010年07月16日 ~ 2010年08月28日