Aqua Blue―水色。Aquaはラテン語で水を意味することからも、Aqua Blueは日本語で水色を意味します。では水色と聞いてどのような色をイメージするでしょうか。淡いパステルカラー、ターコイズの色、晴れた空のブルー。 水は本来無色透明な物質であるだけに、その色を定義するのが難しい色と言えるでしょう。
『10’s Aqua Blue』は、昨年の『10's Green』に続く色をテーマにした企画展の第二回目となるグループ展です。 アート、コマーシャルなど多方面で活躍する10人の若手アーティストが、Aqua Blueという色から自由にイメージ、表現した写真作品を展示致します。 一つの色をもとに現代の作家達が思い描いたそれぞれのAqua Blue。日本人に潜在的にかつ脈々と息づいているであろう水に対する美意識や感性は現代の作家達の身体をめぐって、どのように循環されるのでしょうか。 アクアブルーという一つの色から広がる十人十色の世界を是非ご高覧下さい。
*本展の会期中の3月22日は1992年に国連によって定められた「世界水の日」です。世界の発展途上国の国々では多くの人々が安全な水が飲めないという深刻な状況にあります。エモン・フォトギャラリーでは本展『10's Aqua Blue」で本展示で販売される作品の収益の10%を日本ユニセフの活動に寄付させて頂きます。