松谷武判 「流動ーStream」
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神奈川県立近代美術館 鎌倉にて
メディア: 絵画 ・ インスタレーション
1960年、松谷武判(まつたに・たけさだ)は戦後間もなく開発されたビニル系接着剤を使い、物質そのものが形作る有機的なフォルムを取り入れたレリーフ状の作品を発表しデビューしました。画面の上に膨らんだり垂れたりしている官能的な形と質感は、新しい絵画の可能性を示すものとして高く評価され、画家吉原治良が率いた前衛グループ「グタイ」(具体美術協会:1954年兵庫県芦屋で結成)のメンバーとして制作を始めます。29歳でフランス政府給費留学生として渡仏、その後パリのアトリエを拠点に、一貫して黒と白の世界を描き、活発な発表を続けてきました。黒鉛の鈍く深い光に覆われたモノクロームの作品世界は、私たちの「生」そのものに訴え、緊張感や存在感を感じさせずにはおきません。
今回の展示では新作約10点をはじめ、現在の作品につながる80年代後半以降のパリで制作された作品を紹介します。近年では、歴史的建造物の中でのインスタレーションや舞台美術とのコラボレーションなど表現の場を広げ、なお旺盛な制作活動をしている松谷武判の作品世界を、本展を通してぜひ体感して下さい。
[画像:松谷武判 「接点 2009」(2009) ビニル系接着剤によるレリーフ、鉛筆、カンヴァス 作家蔵]
スケジュール
2010年02月06日 ~ 2010年03月28日
休館日: 月曜日(ただし3月22日は開館) 2月12日(金)、 3月23日(火)


