市川孝典「murmur」

フォイル・ギャラリー

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市川孝典は13歳のとき、ただ「海外へ行きたい」という衝動のみで、英語も全く知らぬまま鳶職で貯めたお金を片手に、あてもなく単独でニューヨークに渡りました。その後、アメリカやヨーロッパなどを放浪する中で多くの人やカルチャーに出会い、また絵画制作という表現方法を知り、独学で作品制作をしてきました。その類まれなる体験をした少年期の記憶を背景に、現在は日本を拠点に、線香で絵画を制作しています。
60種類もの線香を、温度、太さなど、様々な焦げ口で使い分け、一切の下書きなしに少しずつ焼き付けながら作品を描いていきます。黒ずんだ焦げ口や、茶色く艶かしさすら覚える焦げ口が描き出す作品世界は、触ると壊れてしまう繊細さとは対局な大胆さと優美さで、見る者を未知の体験へと誘います。
ギャラリーでは初めての個展となる本展では、展覧会タイトル「murmur=木々のざわめき」と題されたように、樹木をモチーフにまるで写真かと見まがうほどの精密さで描かれた新作約15点を展示予定です。彼の記憶を辿って描かれた絵画からは、まるで樹木のかすかな音色が聞こえてきそうな異空間が生まれ、鑑賞者は今までに見たことのない作品世界を体験するでしょう。

メディア

スケジュール

2010年01月15日 ~ 2010年02月06日

アーティスト

市川孝典

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Reviews

yummy: (2010-01-17)

間近で観るのもよし、ひいて観るのもよし。
繊細さと臨場感に圧倒されます。
http://i-love-works.blog.so-net.ne.jp/2010-01-17

deiko: (2010-02-03)

普段出てくることのない自分の中の記憶が
ぬるっと出てくるような、不思議な臨場感を
ぐっとつかんで引っ張り出されるようなエネルギー。

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