コニカミノルタプラザ貴重な熱帯林が残るインドネシア・スマトラ島。その豊かな森にすむスマトラゾウやトラなど野生動物の写真、森のすみかが減って孤児になった子ゾウ、地元の子どもたちが写した自然や失われてゆく森の様子、人々の暮らしなどをあわせて展示します。
インドネシアのスマトラ島には、トラ、ゾウ、サイ、オランウータンが共存する世界で唯一の森や、アマゾンの2倍を超える植物が確認されている豊かな森があります。けれども、スマトラ島では、過去25年間に森の半分が消えました。島内に広く分布していたスマトラゾウは多くの場所ですみかを失い、その数は8割以上も減ったと推定されています。トラ、サイ、オランウータンなども同様の状況です。広範囲に森が伐採され、伐採地に栽培されるアブラヤシ(パームオイルの原料)やアカシア(紙の原料)は欧米諸国や日本に輸出されます。スマトラ島の自然林減少と日本人のくらしには深いかかわりがあります。
森が急激に減っていることから、数々の問題が起きています。野生のゾウが畑に出てきて作物を荒らすために、ゾウが人々に殺されてしまうこともあります。WWFは野生のゾウを傷つけずに森に追い返す、ゾウのパトロール隊の活動をしています。そういう森で、孤児の子ゾウと出会いました。森でパトロール隊についてきて離れなくなってしまい、今は隊のゾウが母親代わりになって一緒に暮らしています。この子ゾウも無事に成長できるよう、森が守られ、人間とも共存できるような社会環境ができることを願ってやみません。
今回の展示を通じて、地球の森を感じながら現状を知ってもらい、自然と人間の共存についてあらためて考える機会になれば幸いです。
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