GALLERY SPEAK FORパステルカラーを主体にしたポップで明るい動物や子どもたち。底抜けに明るいモチーフ選択と画風がイトウケイジ氏の持ち味です。ストーリー立てて巧みに空想されたシチュエーションの中に躍動する主人公たちは、童話や学習書の中から抜け出たような既視感を漂わせつつ、雑味のないファンタジーを信じる力によって洗われ、コンピュータ上で漂白されています。
個々のかわいいキャラクターの「陽」のパワーも見事ですが、それらが、村や島、惑星など、ひとつのスペースに群集する「密度」のパワーも、眩しいまでの魅力を放っています。静止画だけではなく、インタラクティブなアニメーションやウェブへの展開も注目されています。
本展はイトウ氏にとって初めての個展。代官山という街に着目し、そこに架空の遊園地を設けるというユニークな構想になります。デザインの街、ファッションの街というイメージの代官山ですが、もう一方で、子どもの街という側面もあります。その「山」に様々なファンタジーが生まれ、生き物たちが集って来る、というストーリーのもと、この個展のための描き下ろしを中心にして、彼のこれまでの代表作からの自薦作品も含めて再編集され、楽しい「遊園地プロジェクト」が発表されます。キャンバスプリント作品を主体に約40点が展示・販売され、関連グッズも紹介されます。
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