群馬県立館林美術館美術作品の多くは、その制作プロセスにおいて、作家が漠然としたイメージと具体的なものとしての画材や技法との間を行ったり来たりしながら作り上げるものです。一つ一つの作品に作家独自の工夫が凝らされている場合も多いのですが、作品の制作の実際を知るための第一歩となる、多くの作家に共有される基礎となる画材や技法の部分についても知られていないことが多く、それが分かると作品がまた全く違ったものとして見えてきます。本展は、当館収蔵品を中心に他の美術館から出品される作品、資料を加えて構成します。絵画(油彩画、日本画)、版画(木版画、銅版画、石版画、シルクスクリーン)、写真、彫刻、などのジャンルごとに、画材や制作モデルなどによって各技法の基礎的な制作のプロセスをひもときます。さらに、トピックとなる作品については、その作品固有の制作の過程を、下図、エックス線写真、制作の途中段階を想定した模型等を用いて分析します。技法の面から切り込むアート鑑賞入門です!
[画像: フランソワ・ポンポン 「ヒグマ」(1918-26年)、ブロンズ、9.2×15.8×7.0cm]
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