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「ネイチャー・センス展 日本の自然知覚を考える3人のインスタレーション」

森美術館
終了しました

アーティスト

吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆
冬から春へ、夏から秋へと季節が巡ることを、私たちは気温や風景だけでなく、例えば風の匂いや太陽の光などから感じます。現在の日本では、国土の数パーセントの都市部に人口の三分の二以上が住んでいると言われていますが、それでもなお私たちの身体は自然の存在を感じています。温帯性の気候や島国の複雑な地形によって、我が国では独自の自然環境が育まれ、それは古来の宇宙観や宗教観とも繋がって、この国で生まれる文化や芸術に少なからぬ影響を与えてきました。「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆」では、都市化、近代化の進んだ現代生活において、自然を知覚する潜在的な力(ネイチャー・センス)や日本の自然観について考え、それが現代の美術やデザインにどのように活かされているのかを問いかけます。国際的に活躍する吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆の3人のアーティスト/デザイナーは、しばしば雪、水、風、光、星、山、滝、森といった自然現象や非物質的あるいは不定形の存在を捉え、それらを作品に抽象的かつ象徴的に投影しています。彼らの自然観が人為と対抗する自然としてのネイチャーよりも、むしろ人間を含む森羅万象、天地万物というユニバース、コスモロジー(宇宙観)に近いことは、そのような自然観が現代の私たちの記憶や遺伝子に脈々と継承されていることを示唆します。3人の新作を中心に構成される本展では、作品や空間を体感するスケール感のあるインスタレーションによって、私たちのネイチャー・センスの覚醒を試みます。

[画像:栗林 隆「新作のためのドローイング」(2010年)]

スケジュール

2010年7月24日(土)〜2010年11月7日(日)

開館情報

時間
10:0022:00
火曜日は17:00まで
入場料一般 1500円、大・高生 1000円、子供(4歳−中学生)500円
展覧会URLhttp://www.mori.art.museum/contents/sensing_nature/index.html
会場森美術館
https://www.mori.art.museum/
住所東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1C出口より徒歩3分(コンコースにて直結)、都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩6分、JR渋谷駅より都営バス「六本木ヒルズ」下車すぐ
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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