終了した展覧会・イベントです

「十文字美信『劇顔』と『FACES』」展

多摩美術大学美術館
終了しました

アーティスト

十文字美信
「劇顔」と「FACES」。いずれも写真家であり、多摩美術大学教授である十文字美信が顔をテーマに撮影した作品の展示である。「劇顔」は1999年より撮り続けているシリーズで、すでに延べ140名ほどの役者を撮りおろしている。扮装をして舞台へ上がる寸前、あるいは舞台が終わった直後の数分間がシャッターチャンスである。どちらの瞬間にしても、役者はある宙ぶらりんな精神状態で撮影を強いられることになる。すなわち、舞台上の役と素の自分との「はざま」を撮られるわけである。こうして、撮られる役者と撮る写真家の一瞬の出会いでできた作品、80点あまりが展示される。「FACES」は2009年から撮り始めた、十文字美信最新の作品シリーズである。十文字の考案した特殊な方法で、数十分かけてひとつの顔を撮るこのシリーズは、一回ではなく、数回はシャッターを押すことによって、ひとつの顔に時間をとりこむ。ブレ、ズレ、重なり、あるいは一部が消えることによって、見る側の想像力を刺激し、表情の奥にあるその人の個性や人間性を表現しようと試みた意欲作である。

■ トークイベント
「劇顔」10年の軌跡と「FACES」
講師 : 伊藤芳樹 (シアターガイド主宰)/太田和彦 (アートディレクター)/
      十文字美信 (写真家)/大高由子 (シアターガイドエディター)
司会 : 尾上そら (演劇ジャーナリスト)
特別ゲスト : 中島祥文 (多摩美術大学教授 アートディレクター)

日時 : 9月25日(土) 15:00〜
会場 : 多摩美術大学美術館 1F多目的室
※ 定員 100名 参加無料 当日受付

この展覧会は、首から上の顔をフレームアウトした作品「untitled」(首なし)で写真家デビューした十文字美信の、「顔とは何か」を問う作品を展示する、多摩美術大学グラフィックデザイン学科の企画展である。

スケジュール

2010年9月18日(土)〜2010年10月17日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
※現在リニューアルに向け長期休館中
入場料一般 300円、大学生・高校生・中学生・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
※現在リニューアルに向け長期休館中
会場多摩美術大学美術館
https://museum.tamabi.ac.jp/
住所〒194-0215 東京都町田市小山ヶ丘6-4-8(事務室)
アクセス※2023年3月31日をもちまして多摩市落合での事業は終了致しました。現在、リニューアルに向け準備中です。
電話番号042-706-7767(事務室)
関連画像

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