終了した展覧会・イベントです

「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展」

パナソニック汐留美術館
終了しました
1919年、ドイツ、ヴァイマールに誕生したバウハウス。「すべての造形活動の最終目的は建築である」という理念のもと、自己の表現だけに偏らず技術的な力も備えた芸術家を育てることを目的とした教育が施されました。設立当初、バウハウスの作品は表現主義的で合理的な側面を持ち合わせていましたが、その後、合理主義的な一面は保ちながら機械工業との融合を目指す大量生産を目的とした方向へと転換、モダンデザインの先駆者として現在までその名を知られることになります。

一方、近代ヨーロッパでは、家庭や社会における女性のありかたが大きく変化しました。フェミニズムが社会的潮流となり、社会生活での立場、権利、役割といったものが根本的に見直されるようになっていました。1920年代から第二次世界大戦にかけての家庭生活の現場では、女性の労働を少しでも改善しようとする道具、家具、機器、デザインが次々と開発され、現在にまで繋がる合理的生活スタイルの原型が提案されたのです。機能的で無駄のないデザインから男性的であると捉えられることも多いバウハウスですが、多くの女子学生を採用するなど、女性躍進にも一役買っています。そういった動きの中で、バウハウスは女性を家事労働から解放するための、新たなキッチンとその周辺器具も提案していました。本展では、そのようなバウハウスのキッチン関連の作品を紹介し、新しいデザイン、新しい女性像、新しい生活様式の歴史的意義を問い直そうとするものです。「キッチン」という身近なテーマにスポットライトを当てた今回の展覧会では、幅広い層の方々にバウハウスの理念や理想に親しんでいただく絶好の機会となるでしょう。

【講演会】「新しい建築、新しい人間、バウハウスのキッチン」
トルステン・ブルーメ(デッサウ・バウハウス財団研究員、本展監修者)
9月18日(土)午後1時30分〜3時、パナソニック電工ビル5階ホール(定員150名、要予約)
申し込み方法:通常葉書に(1)本イベント名 (2)参加人数 (3)氏名 (4)住所 (5)電話・FAXを記入の上、

〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック電工ビル4F 
汐留ミュージアム「バウハウス・キッチン展係」  までお送りください。

受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。折り返し受講票をお送りします。
お申し込みにあたってご記入頂いた個人情報は、本イベントの受講管理の目的のみで使用し、終了後に廃棄します。なお、お申し込み頂いた場合、ご記入頂いた個人情報に関して、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。

【デザイナーによるギャラリートーク】
「担当デザイナーが語るバウハウス・キッチンが目指したもの」渡辺雅純(パナソニック電工株式会社デザイン部)
10月23日(土)午後2時〜 参加無料(入館には展覧会観覧券が必要)、申込不要
マイスターキッチンの再現に携わった担当デザイナーが、調査内容を含め、かつてバウハウス・キッチンが何を目指そうとしていたのか、当時の背景とその試みについて解説します。

【学芸員によるギャラリートーク】
10月9日(土)、11月6日(土)、12月11日(土)/いずれも午後2時〜 参加無料(入館には展覧会観覧券が必要)、申込不要

【トリプルワイドIHでドイツレシピをかんたんアレンジ!】
当ビルB2F〜1Fのパナソニックリビングショウルームとの連動イベントを開催。最新のキッチンでご家庭でもかんたんにできるドイツ菓子をご紹介します。
9月18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)、午後1時から5時
ショウルーム1Fにて。予約不要、随時ショウルームにお越し下さい。
11月20日(土)、21日(日)にクリスマスバージョンIHクッキングセミナーを開催予定。詳細は決定次第ホームページやハローダイヤルでご案内いたします。

[画像:ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト「ティーウォーマー」(1929-30年) / ヨーゼフ・アルバース「サーバー付きサラダ皿」(1924-25年) / ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト「卓上ランプ」(1924年) /オットー・リンディッヒ「ティーポット」(1923年) / マルガリータ・ライヒャルト「バウハウス・ワンピース」(1928年頃) / バウハウスの女子学生(一部)[写真] / テオドール・ボーグラー「蓋付背の高いポット」(1923年頃) / ゲルハルト・マルクス「コーヒーメーカー」(1925年頃) / マリアンネ・ブラント「砂糖入れとクリーマー(一部)」(1924年頃) / マリアンネ・ブラント「砂糖入れ」 / ゲルハルト・マルクス「ティーサービス」 / ヒン・ブレンディック「ホルダー付きガラス製コップ」(1929年)]

スケジュール

2010年9月18日(土)〜2010年12月12日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
展示替期間・夏期・年末年始休館
入場料一般 700円、65歳以上 500円、大高生 500円、中小生 300円
会場パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/
住所〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
アクセス都営大江戸線汐留駅3番出口より徒歩5分、JR新橋駅汐留口より徒歩8分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩6分、都営浅草線新橋駅より徒歩6分、ゆりかもめ新橋駅より徒歩6分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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