「油絵茶屋再現」展

浅草寺

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日本初の油絵の展覧会を浅草・浅草寺に再現!

明治7年、日本で初めて行われた油絵の展覧会は、見世物小屋という極めて大衆的な形でありました。当時の浅草は新しい文化を発祥する活気に満ちた場であり、そのひとつが《油絵茶屋》と呼ばれたこの見世物小屋でした。その《油絵茶屋》がおよそ140年ぶりに浅草寺境内に再現されます。浅草寺で美術の展覧会が催されるのは、大正時代以来です。

『江戸名所図会』が描くとおり、浅草寺本堂の背後にはたくさんの茶屋や物売りの店が並び参詣をすませた人々が必ず立ち寄る娯楽の場でした。浅草は両国と並んで、江戸最大の盛り場でした。明治維新を迎えたあとも、しばらくその様子は変わりませんが、文明開化の時代にふさわしい催しがつぎつぎと登場します。それが外国のサーカスであり、油絵の見世物でした。横浜から五姓田芳柳という画家が門人らを連れて浅草に移り住み、「西洋画工」を名乗り、二度にわたって奥山で油絵を見せました。明治7年のそれは役者絵が多く、翌年は、当時『東京日々新聞』が出版し人気を博した新聞錦絵を油絵にしたもので、市井の事件を伝えるものでした。まだ日本のどこにも美術館というものがなかった時代です。いわば庶民に向けた最初の美術展であったのです。

「美術」という言葉が生まれたのが前年の明治6年のことで、その言葉はまだ珍しく、曖昧で、生まれたての幼虫のようなものだったのではと考えています。だからこそ大きな可能性があったはずです。その時代に一瞬だけ存在した幻の《油絵茶屋》を残された資料から読み解き、想像力と持てる技術と、そして多くの人々の協力のもと再現します。

[制作メンバー]
岡田悠梨乃、染谷浩司、高城ちひろ、福田聖子、森本愛子、菅亮平、木下拓也、小山真徳、高橋涼太、小池真奈美、土師広、吉田佳寿美、青木智子、矢部正憲

メディア

スケジュール

2011年10月15日 ~ 2011年11月15日
開場時間: 9:00〜16:30

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