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「美しき日本の原風景」 展

山種美術館
終了しました

アーティスト

川合玉堂、東山魁夷、奥田元宋、横山大観
昭和期の高度経済成長以降、開発という名のもとに自然はますます破壊され、その美しい姿を失いつつあります。そのような中、かつては存在した日本各地の故郷の姿、そして次世代に伝えていきたい日本の心の風景というものを忘れぬようにという願いを込め、日本画家たちの描いた美しき日本の「原風景」を紹介する展覧会を開催いたします。

自然を飽くことなく凝視し、「肉眼で見るのではなく、心眼で描く」ことに努めた川合玉堂(1873-1957)。「人間の心の象徴」としての風景を描き、「風景自体が人間の心を語っている」という言葉を残した東山魁夷(1908-1999)。そして、幼少時の原体験から自然の移り変わりに惹かれ、「半心半眼」で見た自然を、鮮やかな色彩で描き続けた奥田元宋(1912-2003)。彼らの描く風景は、どこかなつかしく、心を落ち着かせる魅力を持っています。それは、かつては確かに存在し、いつかどこかで目にした日本の旧(ふる)き良き姿、美しい自然観や穏やかな詩情があふれる心のふるさとの姿です。

本展では、のどかな田植えの様子を描いた玉堂の《早乙女》、失われゆく京都の姿を描きとめた魁夷の京洛四季の連作、東北地方の雄大な自然の移り変わりを描いた元宋の《奥入瀬(春)》などのほか、故郷・新潟の風景を中国の瀟湘八景になぞらえた横山操の《越路十景》全10点も4 年ぶりに一挙公開いたします。また、古代から「神」の宿る聖地として信仰の対象ともなり、現代においても日本の象徴的存在として愛されている富士山の姿を描いた作品もご紹介します。

[画像: 川合玉堂「早乙女」]

スケジュール

2011年6月11日(土)〜2011年7月24日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館
展示替え期間・年末年始休館
入場料[企画展] 一般 1100円、大学生・高校生 900円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)※特別展は展覧会により料金が異なります。
会場山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/
住所〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
アクセスJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分、恵比寿駅西口1番乗り場より都バス(学06番・日赤医療センター前行)広尾高校前下車徒歩1分、渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番・日赤医療センター前行)東4丁目下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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