終了した展覧会・イベントです

児玉香織 + 澤柳英行 展

ラディウムーレントゲンヴェルケ
終了しました

アーティスト

児玉香織、澤柳英行
方眼紙にもつれるように描かれる無数の線。 めまいを起こしかねないラインを追って行くと、少しずつパスタ、エビ、ほうれん草
といった「食物」が見えてくる。しかし、そこには味もない、歯ごたえもない、栄養もない。ただ、輪郭によって存在が明らかにされているのである。

一方メタルの板にうがたれた無数の穴。 ドットに落とし込まれた図像は、光の中で陰を帯びることによって再び浮かび上がる。輪郭も曖昧で、光や角度によって見え隠れする様は、存在の危うさを象徴する。

食物や料理の形状を独自の冷静な視線で捉え、精緻な線で描き切る児玉香織と、点に落とし込むことによって一度図像を抽象化し、立体さがならに光と陰でその形状を再び浮き上がらせる澤柳英行。

二人はそれぞれにまったく違う方法で物の形をとらえ、制作しているが、唯一の共通 点をあえて上げれば「グリッド」ということになるかもしれない。

方眼のつくるグリッド上にかかれた線、そして正確にグリッド上にあけられた穴、このグリッドを軸に、それぞれの方向性を指し示す二人の作品がひとつの空間で競演する。

スケジュール

2011年9月9日(金)〜2011年10月1日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
水曜日、木曜日

オープニングパーティー 2011年9月9日(金) 19:00 から 00:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.roentgenwerke.com/03exhibitions/2011exhibitions/10.kodama_sawa/1110kodama_sawa_j.html
会場ラディウムーレントゲンヴェルケ
住所〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
アクセスJR馬喰町駅より徒歩4分、JR・都営浅草線浅草橋駅より徒歩4分
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