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島田章三 展

横須賀美術館
終了しました

アーティスト

島田章三
現代洋画檀を代表する画家、島田章三(1933年-)の初期から現在までの仕事を通して、独自の絵画表現を確立してきた軌跡をたどります。

横須賀に生まれた島田章三は、12歳で敗戦を経験、戦後の混乱期に青年期を過ごし、やがて画家を志します。東京藝術大学在学中の1957年に国画会に初出品した《ノイローゼ》では、原風景となる横須賀の荒地のなかに時代の不安感を抱えた人物像を描き出し、国画賞を受賞。1967年には、明るい朱と緑の色面によって画面を構成し、 光に満ちた空間のなかでの母と子の交歓の場面を描いた《母と子のスペース》で安井賞を受賞します。さらにこの頃、新設の愛知県立芸術大学に絵画科の講師として招聘され、愛知県在外研修員としてヨーロッパ留学を 経験します。この留学中に島田は「キュビスムを日本人の言葉(造形)で翻訳」することを自らの課題として見出します。 その答えが、幾何学的に構成された日常的な情景に組み込まれた独自の人間像「かたちびと」です。

戦後日本の美術界は、海外から紹介された抽象美術の動向に大きく揺れ動かされましたが、 その中にあって島田は人間像にこだわり、具象絵画の新たな可能性を探求し続けてきました。

今回の展覧会では、油彩・版画・水彩・素描・陶器など約100点により島田章三の絵画世界をご覧頂きます。

[画像: 島田章三 「はなかたちひとかたち」(1983) メナード美術館蔵 ]

スケジュール

2011年11月19日(土)〜2011年12月25日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
毎月第1月曜日休館(ただし祝日の場合は開館)
年末年始休館
入場料一般 800円、大・高校生・65歳以上 600円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/945.html
会場横須賀美術館
http://www.yokosuka-moa.jp/
住所〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1
アクセス京急本線馬堀海岸駅より京急バス「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分、京急本線浦賀駅より京急バス「観音崎」下車徒歩5分、JR横須賀駅より京急バス35分「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分
電話番号046-845-1211
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