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「広重・東海道五拾三次 -保永堂版・隷書版を中心に-」展

サントリー美術館
終了しました

アーティスト

歌川広重
歌川広重の代表作である保永堂版(ほえいどうばん)「東海道五拾三次之内」は、江戸を出発し、53の宿駅を経て京都へいたるまでの道のりをたどった55枚の大判錦絵シリーズです。天保4年(1833)に版元の保永堂(竹之内孫八(たけのうちまごはち))と僊鶴堂(せんかくどう)(鶴屋喜右衛門(つるやきえもん))から共同出版され、のちに保永堂の単独出版となりました。保永堂版のヒットにより、名所絵の名手としての地位を不動のものとした広重は、生涯で20種以上の東海道物を製作しています。嘉永2年(1849)頃に丸屋清次郎(まるやせいじろう)の寿鶴堂(じゅかくどう)から出版された「東海道」はその中の1つで、画中の題が隷書で書かれているため「隷書東海道」と呼ばれています。

本展では那珂川町馬頭(なかがわまちばとう)広重美術館所蔵の保永堂版「東海道五拾三次之内」と、サントリー美術館所蔵の隷書版「東海道」を一挙に公開いたします。保永堂版と隷書版を比較し、宿場を描く際に広重が行った工夫と製作背景を追います。保永堂版は、刊行当初の様子を伝える<初摺(しょずり)>や、一部の図様が改変された<変わり図>、55枚完結後に画帖として再発行された際の<絵袋>なども併せて展示し、人気商品であったこのシリーズが様々に展開していく様子を見ていきます。また、富士、近江、京都などを描いた広重以前の名所絵や、広重に影響を与えたとされる円山四条派の作品と比べることで、広重が描く風景や人物表現の魅力に迫ります。

スケジュール

2011年12月17日(土)〜2012年1月15日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
火曜日
展示替期間・年末年始休館
※展覧会により異なる場合があります
備考
年末年始休館:12月30日 (金) ~1月1日 (日)
入場料一般 1300円、大学・高校生 1000円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/11vol06/index.html
会場サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/
住所〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅8番出口より直結、東京メトロ日比谷線六本木駅直結、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩約3分
電話番号03-3479-8600
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