AI KOWADA GALLERYアーティスト
磯谷博史、大田秀明、木住野彰悟、佐藤好彦 他
シンプルライフ、断捨離、心の時代などが提唱される今も、私たちの身のまわりには様々な“プロダクト”があふれています。生活を便利にしたり、美味しさや娯楽、時には癒しを提供する”プロ ダクト”。 工場で大量に製造され、流通され、消費され、その多くが儚く消えていく大量生産品は、 個人の表現としての”アート”とは対極の存在のように見えます。しかし、”プロダクト”の生産と流通は社会と経済の基盤でもあり、その魅力を伝える”広告”を含 めて、私たちをとり囲む環境の一部として多大な影響を及ぼしています。一人の人間として消費社会のなかで生き、アートという特殊なプロダクトをつくるアーティスト も例外ではありません。古くはデュシャンやアンディー・ウォーホールから、今も様々なアーティストたちが身の回りの プロダクトを題材に、あるいはヒントを得て、新しいやり方で作品を制作しています。本展覧会 は、そうした現代のアーティスト・クリエイターによる“プロダクト”にまつわる作品を通し、私 たちと“プロダクト”の関係性や、 それを使った表現のあり方に新しい示唆を得ることを目的としています。かつて広告が「企業から消費者へのラブレターである」と言われた時代がありました。 メディア環境の変化でその意味が変質するなか、本展覧会は「消費者の一人としてのアーティス トから企業、そして社会への回答」だとも言えるでしょう。
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