HARMAS GALLERY勝部の作品では、分解と再構築に対する実験が繰り返されます。雑誌の記事や写真、新聞といった紙媒体から無作為に抽出したページやイメージをモチーフとして、10本の濃度違いのシャープペンシルを駆使し、紙に描き出していきます。
まず1mm単位のグリッドを引きピクセルを作り、それを1マスごとに塗りつぶしモチーフを微分していくことで、描写と出力の境目を曖昧にし、参照元の写真や記事が持つ固有の意味を変質させます。執拗にピクセルに分解された写真や記事は、それまでには無かった不穏な空気と、単一の単位の反復による視覚的な快楽性をはらんだものとなります。そこには現代において、常に提供されるイメージを我々が信じ切っていないこと、それでいてイメージを欲することをやめられない表層を愛でる態度を暴露されるような赤裸々さが潜んでいます。
今回の個展では、アンディ・ウォーホルが創刊した『interview』誌をモチーフとしたインタビューシリーズを中心とした新作展になります。
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