終了した展覧会・イベントです

「セイコー創業130周年記念特別展 セイコーミュージアム・ギンザ」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました
本年12月で創業130周年を迎えるセイコー。1881年に創業者・服部金太郎が、現在の銀座四丁目交差点からほど近い場所に開いた服部時計店を母体として、次々と革新的な製品を世に送り出してきた。現在ではウオッチやクロックはもとより、眼鏡、電子デバイス、半導体など、グループ各社によってさまざまな事業が展開されている。

こうした多彩な分野で時代の先端を行くセイコーの足跡や企業文化を伝える特別展「セイコーミュージアム・ギンザ」が、このたび創業の地である銀座で開催される。折しも、各時代を代表するセイコー製品をはじめ、時や時計に関する各種資料を収集・保存・展示するセイコー時計資料館が、「セイコーミュージアム」として近日リニューアルされる予定となっているが、この機会に同館が所蔵する貴重な資料も厳選され、和光ホールに集うこととなる。

多岐にわたる展示品の中でも、とりわけ目を引くのはオブジェのようないくつもの時計の塊。これは1923年の関東大震災の火災で溶解してしまった、工場に保管されていた懐中時計である。震災時、工場には顧客から修理のために預かっていた時計が1500余りあったがすべて消失してしまった。そこで金太郎は新品をもって返済し、顧客からの信頼を高めることとなったのである。こうした経緯からこの“オブジェ”は、現在のセイコーグループの基本理念「社会に信頼される会社であること」につながるものともいえるだろう。

このほかにも、1953年8月28日正午に放映された“幻”の日本最初のテレビCM第1号の後、同日夜に放映された第2号をはじめ、日本初の国産ウオッチ「ローレル」や世界初のクオーツウオッチ「アストロン」など、数々の展示品を通じて、時計の歴史や未来への可能性、そして時間という概念を身近に感じていただく好機となる。また、参加型の企画も用意されており、幅広い世代の方に楽しんでいただける展覧会となりそうだ。

[画像: 関東大震災の火災で溶解した懐中時計]

スケジュール

2011年12月16日(金)〜2011年12月25日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wako.co.jp/exhibitions/282
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します