アジアでは初めてとなる今回の個展では、ポルトガル国内の複数の水力発電所において撮影された最新シリーズ「The Time Machine: An Incomplete & Semi-Objective Survey of Hydropower Station」を発表いたします。
ポルトガルが急速な経済成長と社会構造の転換期を迎え、未来への明るい展望に沸いた時代、1950年代から1970年代にかけて相次いで建設されたこれらの水力発電所は、かつて200人以上の職員により管理されていた巨大装置でありながら、コンピューターで遠隔操作が行われるようになった現在ではほぼ無人で運転を続けています。管理システムに接続された機械が延々と並び、人間の気配の感じられない大空間を自若に捉えたこれらの作品には、われわれ人間がかつて描いたモダニティの奇妙な残骸が浮かび上がります。
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