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「古墳時代の人々―人物埴輪の表情と所作―」展

東京国立博物館
終了しました
埴輪は古墳時代の初めから作られた墓専用の造形物です。初期には円筒形や壺形・家形・鳥形など、種類は限られたものでした。その後、首長の所有物としての器財埴輪(靱・盾・大刀・甲冑・船など)が登場しましたが、人物や動物(鳥を除く)は登場していません。

ところが、古墳時代中ごろ(5世紀中葉)の近畿地方で馬や犬・猪形などの動物埴輪が作られるようになり、前後して人物埴輪が登場し全国各地に広がりました。とくに、関東地方では、6世紀後半頃の大型古墳から小古墳まで、各地で多数の形象埴輪が発見されています。人物埴輪は、服装や髪型で性別やさまざまな職掌(仕事・役割)が表現されました。また、全身像と半身像があり、埴輪群での位置づけによって造り分けられていたと考えられます。

東京国立博物館には多数の人物埴輪が収蔵されていますが、大多数は破片や一部が欠落しており、完全な形として残っているのは少数派です。しかし、楽器を奏でる人物、特徴的な服装の人物、入れ墨のある顔、武装の男子像、袈裟状衣の女子像など多種多彩な人物像があり、なかには造形的に極めて優れたものも少なくありません。

[画像:埴輪 琴を弾く男子 栃木県真岡市 鶏塚古墳出土 古墳時代・6世紀 大塚尚平氏寄贈]

スケジュール

2011年3月15日(火)〜2011年7月31日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
備考
10:00〜16:00
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=8522
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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